トップページ > サービス > ホスティングサービス > 「快得クラウドSP」導入事例 株式会社マピオン様
株式会社マピオン様が新たなサービス戦略として展開を開始した「WALLOP(ワロップ)」はスマートフォンに向けた音声をキーワードにしたまったく新しいソーシャルサービスです。この「WALLOP」の提供プラットホームとして、イーツの快得クラウドSPをご採用頂きました。今回は株式会社マピオン 福家取締役に「WALLOP」と、その提供基盤としての快得クラウドSP導入の経緯についてお話を伺いました。
まず、我々が地図情報サービスをスタートしたのが1997年になります。無料で提供される地図の上にアイコンという形で情報を付加し、それをローカル広告として配信するというビジネスモデルを展開しました、それから15年が経過し、インターネットを取り巻く環境も様変わりしました。インターネットによってローカル(地域)情報を配信するというビジネスモデルのコモディティ化も進んでいます。その為、当社としてもサービスの差別化をどう進めるのかがより重要になっています。
ローカル(地域)情報を、よりユーザに訴求していくには、従来のテキスト(店舗情報)、画像(地図)に加えて、訴求力の高い音声や動画などの情報を上手く既存の情報と紐づけて提供することがカギになると考えています。さらに言えば、そのコンテンツをユーザにどうやってリーチさせるかという点も重要な課題です。
例えば地方で頑張っているアイドルの方が、もっと全国に認知されたい場合、既に利用できる動画や音声の配信サービスというのはあるわけです。しかし、そこは既に玉石混交、注目を得るのも簡単ではありません。更にコンテンツを提供し続ける「体力」を支える為にも、コンテンツのマネタイズの仕組みも重要です。これらの課題を解決し、地域に根差すような情報を継続的に発信し続けるスパイラルをサービスとして提供したのが我々の「WALLOP」です。
我々はテレビ局やラジオ局のようないわゆる「メディア」を目指そうとは思っていません。どちらかといえばフェイスブックのようなソーシャルメディアになりたいと考えています。小さなソーシャルを沢山集めるというのが「WALLOP」の概念なので、声で繋がるソーシャルメディア、フェイスブックの音声版を目指しています。
我々がクラウドに求めるポイントは大きく3つあると考えています。ひとつめに「利用者や負荷の増大に応じて、柔軟に性能や機能を向上させられるスケーラビリティ」、次に「トラブルの予兆を検知するアラーム監視や、収集した稼働情報からトラブルの原因究明・チューニングに役立つレポート」が提供されること、最後に「内部リソースを基幹業務に集中させる為、システムの効率化・合理化にかかる人的サポート」です。これらはサービスを提供する上でクラウドに期待する事項ですが、我々はこれらを自身で所有することは望んでいません。我々はシステム運用をすることが事業ではありませんので、これらをアウトソーシングできる事がクラウドを選択する大きな理由だと言えます。
いろいろな事業者様ともお付き合いはありますし、様々な選択肢があった訳ですが、まず、先にもご説明したようにシステム運用が我々の基幹の業務ではないわけです、そこで自前のデータセンターでの運用は選択肢から除外しました。その上で、様々なクラウドサービスに一長一短があるのは理解していましたが、イーツさんの快得クラウドSPに決定した一番の決め手はシステムの拡張性、スピート感はもとより、技術、営業の信頼感と安心感をもっとも評価しました。
特に技術サポートですが、担当技術の方から、こちらの気付かない点も調査した上で、的確な提案を頂けているので非常に助かっているという技術サイドの評価です。クラウドというと、ある意味ちょっと冷たいイメージ(機械的、人が介在しない等)という先入観が個人的にありましたが、そういった点は快得クラウドSPを利用した上では払拭されました。
Webサービスを取り巻く環境、またはテクノロジーはめまぐるしく変化しますので、様々な変化に機敏に対応できる柔軟性を持ったサービス提供を続けて頂きたいと思います。
企業名 | 株式会社マピオン |
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設立日 | 1977年1月20日 |
資本金 | 6億円 |
従業員数 | 88名(2011年3月末現在) |
URL | http://www.mapion.co.jp/ |
事業概要 | 地図・位置情報を中心に様々なサービスをインターネット上で展開、PCのみならずスマートフォン等のモバイル機器を対象にした事業も展開、WALLOPを含めた今後の幅広いサービス展開も注目されている。 |